ULACS

キーボード会話装置:聴覚障害者支援機器
[ULACS-K:Ultra Local Area Conversation System by Keyboard] (1986〜)

通信機能を持つのパソコンやワ一プロ間(最大9台)でのリアルタイム文字会話を可能にする 一種の交換機あるいは至近距離用LAN(Local Area Network)。

本器は耳の聞こえない人達に役立つ、端末機を使った会話システムを構成するためのコントローラです。
同じ室内あるいは隣や階上の部屋といった近距離で、文字を使った会議を実現するものです。

会話はワープロまたはパソコンで書いた文章を参加者全員のディスプレイに表示することによって行われます。親機1台と子機7台の最大8台の端末が接続できます。

その他、冒頭のIDを省き、バッファを介さない要約筆記用としての出力をオプションで追加できます。
この機能により実際には要約筆記の入力手段およびテレビ番組の字幕付けに利用されています。

福祉システム研究会の自主開発。太田が提示した仕様に基づいて、福祉システム研究会理事である内山幹男が設計および制作を担当。

本器はC−MOSのCPUと周辺回路によって構成されています。そのため低消費電力で発熱も僅かです。


ULACSに関する問合せ先

福祉システム研究会東北支部 内山幹男
〒961 福島県白河市昭和町59
TEL/FAX O248-22-5786
E-mail : m59@asaka.ne.jp