高齢者用

高齢者支援システム(NEDOから受託)

  • 宅内行動解析システム(1994〜)
    独居高齢者の自宅内における生活状況を各部屋に設置した行動センサによって無意識の内に計測し、統計的手法を用いて長期問にわたる行動様式の変化を解折し、健康状態を推定するシステム。岡山県内企業との勉強会(敬愛プロジェクト)の研究テーマとして研究開始。1995年10月に通産省傘下の新エネルギー・産業技術総合閲発機構(NED0)から独居老人の健康状態モニタリングシステム開発の委託を受け、川崎医療福祉大学太田研究室において研究を続行。(特許申請中)
  • 就寝中心電図解析システム(1994〜)
    石島東京女子医大助教授が発明したベッドに横になるだけで計測できる心電図を独居老人の健康状態モニタリングに利用するシステム。上記方法は本人の負担が極めて少いため就寝中の心電図長期計測が可能。この波形や統計的傾向の変化を指標として健康状態を推定する。福田記念医療技術振興財団および中谷電子計測技術振興財団の助成を受けて川崎医療福祉大太田研究室において予備実験開始。1995年10月に新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託研究を受け、前記行動解析システムと統合して「元気な高齢者の独り暮らし応援システム」を構成。
  • 就寝中心電図採取用布帛電極の改良品(1996〜)
    就寝中心電図解析用布帛電極の改良(1996〜)

    上記システムに用いる布帛電極は表面を銀メッキしたナイロン繊維を織り込んだ特殊な布帛を利用しており現状では極めて高価なため、このコストダウンを図るべく様々な方式を検討中。
  • 皮膚抵抗計(1995〜)
    上記心電図の品質は披験者の皮膚抵抗値に大きく依存するので前記測定状況を予測するため専用測定器を閲発した。皮膚の抵抗値は老化度の指標であり、健康状態との関連性は高いものと思われる。太田の要求仕様に基き石島束京女子医大助教授の助言を得て内山幹男が開発。