Welfare System Research Association

Brai Talker ( ブライトーカー )

かるがるはこんで らくらく入力

Lightにつかえる6点点字タイプライター

BraiTalker ブライトーカー

「BraiTalker(ブライトーカー)」は、福祉システム研究会の内山幹男氏の発案をもとに、内山氏と、エクセルオブメカトロニクス株式会社が、国立障害者リハビリテーションセンター研究所の協力のもと開発した6点点字入力機器です。

6点点字入力のできる視覚障害者向け端末装置は、現在数種類市販されています。どれも点字の入力を行うと、ピンディスプレイと呼ばれる触読用の突起点字で表されます。

点字を知っていて入力はできても、触読ができない視覚障害者は多数おります。特に中高齢になってから視力が低下した中途視覚障害者には、ピンディスプレイの機器は扱いにくいようで、実際の点字教育の現場では、より取り扱いの楽な「音声フィードバック」のできる機器がほしい、という要望がありました。

また、ピンディスプレイ付きの入力機器は機能的にどうしても重くなり、なおかつ、その性能の高さゆえに機器そのものの価格も高くなってしまいます。もっと手軽に持ち運びができ、気軽に使用できるタイプのものを、ということで、内山氏と国リハ主導で開発されたのが、この機器です。まず内山氏が試作を行い、多くの改良やモニターテストを経て製品化されました。製品化にあたり、平成23年度厚生労働省自立支援機器等開発促進事業の助成を受けています。

「BraiTalker」は、機能を絞り込んで、本当に必要最低限の、シンプルな構造にしています。キーの数は極力少なくし、ホームポジションに両手を置いて、すべてのキーがその位置からタッチできるように設計されています。文字の削除や読み上げ、PCへの送信などは、基本のキーのいくつかを押して行います。操作方法は「ヘルプ」音声で聞くことができます。

電源を入れればすぐに入力ができ、削除を行わない限り、入力した内容はすべて自動保存されるので、面倒なファイル操作が不要です。「BraiTalker」1台で19万2千の文字が入力できます。また、PCにつないだ場合、「BraiTalker」そのものが6点点字キーボードとして、入力用のインターフェースになります。

機能を必要最低限にしたので、軽量で薄く、持ち運びが楽です。付属のネックストラップで首にかけて持ち歩けます。キー部分もシリコン製なのでキータッチが静かで軽く、表面に多少水がこぼれても安心です。

価格が比較的安価で、気楽に使えるのも、「BraiTalker」の良さです。点字を習得している方は、普段使いで持ち歩くメモ帳がわりに、なぐり書き感覚でお使いいただけます。また、ICレコーダーを使用できない場面でも活用できます。

点字を習得中の方や点訳ボランティアの方には、練習機としても最適です。

<仕様>
外形寸法:W158mm×D100mm×H22mm
重さ:約300g
音声出力:内臓スピーカーおよびイヤホン端子
記録文字数:6000文字×32ファイル 計192,000文字(400字詰め原稿用紙480枚分)
点字キー入力:パーキンスまたはライトブレーラ
使用電池:充電式単4型ニッケル水素バッテリー2本(内蔵)
通常使用時間:充電状態で連続使用 約8時間
付属機能:音声カレンダー、音声時計

付属品:ACアダプタ USBケーブル モノラルイヤホン ネックストラップ ソフトケース

オプション(別売):液晶表示器(40文字×4行)

製品企画・設計:内山技術研究所

製造元:エクセル・オブ・メカトロニクス株式会社

販売価格 49,800円+消費税

販売店:株式会社ラビット
 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-7 スカイパレス401
 TEL:03-5292-5644

 


ブライトーカーの全体写真
ブライトーカーの仕様、本文中に記載済


ブライトーカーパンフレット



 






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